こんにちは、あんずだいだいです😊
統合失調症の息子は、高校を出たあと、
一年浪人しました。
今日は、その浪人時代のお話です。
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正直に言うと、あの頃の息子のことを、私はあまり覚えていません。
高校は、それなりの進学校に入った子だったんですけどね。
浪人の一年。
息子の部屋のドアは、ずっと閉まっていました。
カーテンを閉め切って、
お布団にくるまって。
たぶん、寝ていたんだと思います。
勉強しようという気持ちは、
あったのかもしれないけど。
今で言う、ひきこもりのような毎日。
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ご飯は、私が作っていました。
それは、ちゃんと食べていました。
でも、覚えているのはそれくらい。
あの頃の息子の顔を、
うまく思い出せないんです。
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18歳。
自分のことは、自分で決める年。
やかましく言いたくない、と思っていました。
それから、もうひとつ。
ちゃんとやれないのが、情けない子だな、と。
だから、声はかけませんでした。
自分で考えなさい、と。
ひどいですよね。
私はというと、
毎日なんだかもやもやしていて。
家にいたくなくて。
仕事に行って、家事をして、遊びにも出かけて。
自分が本当はどうしたいのかも、
考えていなかった頃です。
ただ、毎日をやり過ごしていました。
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願書だけは、一緒に出しました。
現役のとき、締め切りを守れなかったので。
そこだけは、気をつけていたんです。
いろんな大学を受けました。
受験料、いったいいくら払えばいいの。
私は、そんなふうに思っていました。
今思い出すと、
あの頃の自分に、腹が立ちます。
受かったのは、一つだけ。
そこが、息子の居場所になりました。
浪人時代は、それで終わりです。
今振り返ると、
あの頃には、病気が悪くなってきていたのかも。
覚えることや、考えをまとめることが、
難しくなっていたのかもしれません。
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あの一年の息子を、
私はちゃんと見ていませんでした。
覚えているのは、閉まったドアと、
毎日のご飯のことだけ。
閉まったドアの向こうで、
あの子は、ひとりで我慢していたんだな、と。
どんなに苦しかっただろう。
知らなかったんだから、仕方ない。
そう思う私もいます。
でも、あの頃のあの子のことを思うと、
胸が痛くて、痛くて。
一年間、よく頑張ったね。
そんな息子が、大学に入って、
花が開いたように明るくなるんです。
そのお話は、またいつか。
今日も読んでくださって、ありがとうございました。

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