こんにちは、あんずだいだいです。読んでくださって、ありがとうございます。
今日は「母親卒業」のお話です。
実は私、息子が23歳のときに、一度「子育てのやり直し」が始まったんです。普通なら、子離れをする年齢なのに(笑)。
そこから12年かけて、私はようやく母親を卒業しました。じわじわとやってきた、二度目の子離れのお話を書いてみますね😊
23歳、「もう一度、子育てのやり直しだ」と思った日
息子が統合失調症と診断されて、すぐに入院したときのことです。
主治医の先生から、こんなことを言われました。
「この病気になると、精神的に幼くなることがあります」
言われてみると、確かに。当時23歳だった息子は、なんというか──23歳にしては子どもっぽいな、と感じるところがありました。
病気そのものについては、私は自然に受け止めていたんだと思います。ただ、この「幼くなる」という言葉を聞いたとき、ぱっと頭に浮かんだことがありました。
──ああ、もう一度、子育てのやり直しだな。
23歳といえば、普通なら就職して、親は子離れをしていく年齢ですよね。それなのに私は、もう一回やり直すんだ、と思ったんです。
そして、変な話なんですけど。
「まだ、息子と一緒にいられるんだ」とも思いました。
それまで、息子のことをちゃんと見てあげられなかった。その分を、今度はちゃんと見て、ちゃんと受け止めて──もう一度やり直すチャンスをもらえたような。そんな気持ちだったことを、今でも強く覚えています。
卒業の日は、ある日突然ではありませんでした
では、いつ「もう手を離そう」と思ったのか。
振り返ってみると、それは息子が入院せずに2年が経った頃でした。
「この日から!」という決定的な一日は、ありませんでした。ただ、じわじわと「ああ、安定してきたな」という感覚が積み重なっていって。そのうちに「この子は、ちゃんとやっていけるんじゃないかな」と思えるようになったんです。
このあと、私自身の突然の入院がきっかけになって、息子は自立へと動き出すことになるのですが──私の心のほうは、それよりも前から、じわじわと卒業に向かっていたんだなと思います。
卒業式みたいな日は、なかった。気がついたら卒業していた、という感じでしょうか。
手を離すと決めたのは、「家事」でした
先回りして世話を焼いたり、あれこれ口出しをしたり──そういうことは、たぶんもう、してこなかったと思います。
ただ、ひとつだけ気になっていたことがありました。それは、家事です。
私と一緒に暮らしていると、息子は家事をやらないんですよね。だって、やる必要がないんですから(笑)。掃除も洗濯も、私がやってしまいますし。
でも、掃除や洗濯って、生きていくうえでとても大事なことだと思うんです。
最初は下手でもいい。少しずつやっていけば、できるようになること。そして、人間としてやることだよなぁ、と私は思っていて。
だから、そこはやれる人になってほしいな、と思いました。それが、私が手を離すと決めたことでした。
「もう、これで十分かな」
手を離すと決めたときの気持ちは、そんな感じでした。
もう、これで十分かな。もう、いいかな──。
それに、私ひとりで背負っているわけでもないんです。
今、できていないところは、グループホームで支援をしてくださる方が月に一度、様子を見に行って、一緒にお掃除をしてくれています。
だから、ちょっとずつでもうまくなっていけばいいかな、と思っているんです。
さいごに ── 二度目の子離れを終えて
23歳で一度、やり直しになった子育て。
あの日「もう一回やり直すんだ」と思ってから、12年かけて、私は二度目の子離れをしました。
ずいぶん時間はかかりましたけどね(笑)。それでも、あの12年があってよかったと思っています。ちゃんと見てあげられなかった分を、やり直させてもらえた12年だったので。
母親は卒業しましたが、母であることは、たぶん一生やめられないんでしょうね(笑)。
今日も読んでくださって、ありがとうございました。

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