「なんで、ごめんって言えないの?」──息子に教わった、ごめんなさいの本当の意味

こんにちは、あんずだいだいです。読んでくださって、ありがとうございます。

今日は、私が息子から教わった、大切なことをお話しさせてください。「ごめんなさい」という、たった一言の本当の意味を、私はこの年になるまで、本当のところ分かっていなかったんです。少し重いお話ですが、どうしても書き残しておきたくて😊

「お父さんとお母さんのせいだ」と、泣きながら責められた日

まだ息子の病気が分かって、退院していた頃のことでした。

何かの話のきっかけに、息子が泣きじゃくりながら、私を責めてきたんです。「自分がこうなったのは、お父さんとお母さんのせいだ」と。

私はただ、固まってしまいました。責めて、責めてくる息子に、なんて答えたらいいのか分からなくて、聞いていることしかできませんでした。

正直に言うと、頭の中では言い訳をしていました。「今さらそれを言われても、どうしようもないじゃない」って。もちろん口には出していません。でも──たぶん、それが息子に伝わってしまっていたんだと思います。

「なんで、ごめんって言えないの?」──息子の言葉に、雷が落ちた

なんて言えばいいのか分からなくて、私は息子に聞きました。

「じゃあ、お母さん、どうしたらいいの?」

そうしたら息子が、魂を吐き出すように、まっすぐ言ってきたんです。

「なんで、ごめんって言えないの?」

頭で考えて出てきた言葉なんかじゃありませんでした。全身から、体当たりで、まっすぐに飛んできた一言。その瞬間でした。まるで雷に撃たれたような、全身が痺れたような──世界の色が、ぱっと変わったような。そんな衝撃を、体ごと受けました。

あの時、息子が全身で私に訴えかけていたのは、こういうことだったんだと思います。「自分のことを分かってほしい。この苦しさを、受け止めてほしい」。それは、心の叫びでした。

いい年をして、初めて気づいた。「ごめんなさい」の本当の意味

そういえば私、これまで「ごめんなさい」って、ちゃんと言ってこなかったな──そう気づいたんです。

人は誰でも、失敗をします。失礼なことも言ってしまう。みんな欠点だらけで、未熟なものだと思います。私にも「申し訳なかったな」「悪かったな」と思うことは、いくらでもありました。

それなのに、その気持ちを「ごめんなさい」という言葉にして、きちんと伝えてこなかった。いい年をして、そのことに初めて気がついたんです。「ごめんなさい」って、こんなにも大切に扱ったほうがいい言葉だったんだ、と。

しかもそれは、上辺だけの「ごめんなさい」ではありませんでした。あの時のごめんなさいは、病気になったこと自体への謝罪ではなくて──息子のことを、ちゃんと受け止めてあげられなかった。そのことへの、心からのごめんなさいだったんです。

心から謝ったとき、息子が見せてくれたもの

だから私は、あの時、心から「ごめんなさい」と言いました。

そうしたら──気持ちがすっと落ち着いていくような、そんな息子の姿が、今でも目に浮かびます。ちゃんと伝わったんだな、と感じられた瞬間でした。

あの時、私はしみじみ思いました。息子のほうが、ずっと大人だったなって。私は全然、分かっていなかったなって。「ごめんなさい」ということの意味を、息子が教えてくれたんです。

さいごに ── 気づいた時に、ちゃんと言える人でありたい

あれは、私の中で本当に大きな出来事でした。表には出ないかもしれないけれど、私自身、あの日から確かに変わったと思っています。

もちろん、これからも完璧にはできません。また誰かに迷惑をかけたり、失礼なことを言ってしまったりするでしょう。それでも、「あ、悪かったな」と気づいた時には、その相手にちゃんと「ごめんなさい」と言える。そういう人でいようと、心がけるようになりました。

息子に教わった、たった一言。それは今も、私の中で静かに生きています。

今日も読んでくださって、ありがとうございました。

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