60代のマイブームは「耳で聴く読書」。家事をしながら、本を”体感”しています

こんにちは、あんずだいだいです。読んでくださって、ありがとうございます。

今日は息子の話をちょっとお休みして、私のマイブームのお話です。ここ数年、私の毎日に欠かせなくなっているのが「オーディブル」──本をプロの朗読で聴けるサービスです。60代の暮らしにこれが本当に合っていて、今日はその魅力と、いちばん心に残っている一冊をご紹介しますね。

きっかけは「電子書籍、なんか読みづらい…」でした

もともと私は、紙の本が大好きです。本屋さんで平積みになっている新しい本を眺めるのが大好きで、ハードカバーを次々買って、毎月1万円以上は軽く使っていた時期もありました。

あるとき電子書籍でも読んでみたのですが、これがどうも読みづらくて(笑)。そんなとき、YouTubeで「オーディブル」──耳で聴く本、というものを知りました。もともとイヤホンで音楽を聴くのが大好きだったので、「本もいいかも♪」と軽い気持ちで始めたのがきっかけです。

聴くのは、絶対に「家事をしながら」

私の聴き方は決まっています。絶対に、家事をしながら(笑)。

手はふさがっていても、耳は空いている。お皿を洗いながら、お洗濯物をたたみながら、物語の世界に入っていけるんです。時間を有効に使えるって、本当に気持ちがいいですよ。

それに60代には嬉しいことに、目が疲れません。老眼も始まっていますしね(笑)。

そして最大の魅力は、月額1,500円で聴き放題ということ。毎月1万円以上、本に使っていた私にとっては、ありがたすぎます。選ぶ本は、本屋大賞の作品や、レビューの評判がいいもの。気になった本はライブラリーに登録しておいて、聴いてみて興味が続かなければ消していく──そんなゆるいスタイルです。

いちばん心に残っている本──『ザリガニの鳴くところ』

そんな私が、これまで聴いてきた中でいちばん心に残っているのが、『ザリガニの鳴くところ』(ディーリア・オーエンズ 著)です。世界的ベストセラーになり、映画にもなった小説です。

舞台は、「ザリガニが鳴くところ」と呼ばれるアメリカの湿地帯。そこで育った少女カイアが、6歳のときに家族に置き去りにされ、たったひとりで生き抜いていく半生の物語です。

私が心を動かされたのは、まず、たった6歳の少女が、生きるためにどんなリスクも取って必死に生き抜いていく姿。それがあまりにリアルで、「人間の強さ」を感じずにはいられませんでした。

実は私、保育の仕事で6歳の女の子たちと関わることも多いんです。以前の私は「子どもなんて無力」とどこかで思っていました。でも保育の仕事を通して、6歳でも一人ひとりにちゃんとした考えがあり、一個人としての人格があることを、日々感じるようになりました。子どもであろうと、人間と人間として対等なんですよね。だからこそ、カイアの強さが、胸に迫ってきたのだと思います。

もうひとつ忘れられないのが、物語の後半。カイアがある事件の裁判にかけられ、生きるか死ぬかの運命を、じっと、黙って、静かに待ち続ける場面です(結末はぜひ本で確かめてくださいね)。あの静かな強さ──ここまで強い女性を描いた小説に、私は今まで出会ったことがありません。

もちろん、私はここまで強い人間にはなれそうもないですけど(笑)、見習いたいところがいくつもある、そんな一冊でした。今でも、いちばん心に残る小説です。

ちなみに映画も観たのですが、正直、小説の言いたいことがほとんど表現されていなかったように感じて、残念でした……。これから触れる方には、断然、小説をおすすめします。

そしてこの本こそ、「耳で聴いたからこそ読み切れた」一冊でもあります。正直、はじめのほうは暗くて、よくわからない世界に迷い込んだようで、怖いし、「なんかだるいな〜」という気持ちでした(笑)。かなりの長編なので、紙の本だったら、たぶん最後まで読めなかったと思います。家事をしながら耳で聴いていたからこそ、気づけば物語の深いところまで連れていってもらえました。

本は、私の教科書です

本って、誰かの一生分の思いが描かれたものだと、私は思っています。だから本を聴くことは、いろんな人生を「体験」できること──いえ、耳で聴くと、「体感」に近いかもしれません。

60年以上生きていると、誰でもいいことも悪いことも、たくさん経験していますよね。だからこそ、物語が沁みる。そして、これからの人生をもっとプラスにしていくヒントも、本の中にたくさんあるように思います。

本は、私の教科書です。60代のみなさんにも、「耳で聴く読書」、おすすめですよ😊

今日も読んでくださって、ありがとうございました。

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